宅建試験には合格に必要な点数の設定がありません。おおよその目安になる点数はあっても「何点以上取れば合格」というはっきりした線引きがないのです。では宅建の合否はどのように決まるのでしょうか。
過去10年間を振り返ってみると、宅建の合格基準点は実施された年によって31点だったり、37点だったりと、50点満点の試験であるにも関わらず、ずいぶん開きがあります。しかし、合格率は15~17%程度を維持しており、大きく変わることがありません。
こうして毎年同程度の合格率になっていることから、合格率を基準として合格基準点を決めているものと予測されます。つまり受験成績上位15%程度の受験者が合格となる程度の点数がその年の合格基準点になっていると考えられるのです。したがって試験問題が簡単な年には合格基準点が上がり、問題が難しい年には基準点が下がるということになります。
宅地建物取引士の試験に合格するにはやはり過去問をひたすらやりこむことが重要だと思います。
理解することも大事ではありますが、
近年は若干突拍子もない問題が出てきたりももしてはいますが、それでも近年の合格点が高いことからしてもやはり同じような問題がほとんどでありそこを確実にとっていくところが大事かと思います。
宅地建物取引士は相対評価でありみんなが解けないものは解けなくてもよいので確実なところを身に着けていくことは大切になるかと思います。
私は3年連続1点に泣いた経験があります。
合っていた回答を見直しして焦って逆に問題に書いてあった答えの違う答えに書き換えてしまったり
今度は見直ししなかったら単純に書き間違えていたり
これさえしてなければと思い悔しい思いをしたり36点取って受かった気でいたらまさかの37点合格だったり
だいぶショックの連続であと少しなのに受かる気がしなかったりしましたが、
毎年1点で落ちるのももうだんだんネタになってきたりしてました。
ちょっとしたミスで落ちてるので本番に弱いんだなーとかw
でも受かる人はもっと余裕な点数で受かるのでやはり勉強不足だったのだと思います。
でも正直試験直前2か月くらい前からしか勉強しない私でもあと一点くらいまでいっているのは過去問題集つぶしているのみです。
落ちているので全く説得力ないですが…
結果今は合格しています。
ぎりぎり合格でしたが…
過去十年の合格率はつぎのとおりです。
平成20年 209,415人 33,946人 16.2% 33点
平成21年 195,515人 34,918人 17.9% 33点
平成22年 186,542人 28,311人 15.2% 36点
平成23年 188,572人 30,391人 16.1% 36点
平成24年 191,169人 32,000人 16.7% 33点
平成25年 186,304人 28,470人 15.3% 33点
平成26年 192,029人 33,670人 17.5% 32点
平成27年 194,926人 30,028人 15.4% 31点
平成28年 198,463人 30,589人 15.4% 35点
平成29年 209,354人 32,644人 15.6% 35点
平成30年 213,993人 33,360人 15.6% 37点
令和元年 220,797人 37,481人 17.0% 35点
去年は17%少し高かったですね。
今年はどうでしょうか。
今年、民法の改正点は債権を中心に200項目を超えました。
宅建試験では全50問中、民法の「権利関係」から14問が出題されます。ここでの得点が宅建合格の命運を左右すると言っても過言ではありません。
しかしその権利関係も改正の影響を受けるとなると、特に複数年にわたって勉強されてきた方は、これまでの知識を改正内容に合わせて一新する必要があります。改正前に学んだことが、逆に得点の妨げになってしまうこともあり得るのです。
改正点の正しい把握なくして高得点は狙えないということです。
しかし、逆の見方をすればチャンスでもあります。なぜなら、宅建試験2020は、改正部分にフォーカスした出題が多くなると予想できるからです。
権利関係は宅建でも最も難易度が高いと言われるだけあって、合格者でも平均して5割程度しか得点できていないと言われます。その難しさの理由の一つが「出題範囲の広さ」。
一口に「権利関係」といっても、その範囲は膨大です。出題範囲が広すぎるために勉強が追い付かなくなるのです。
しかし、宅建試験2020では、改正に影響の大きかった分野(=受験者に覚えてほしい部分)ほど出題されやすいと考えられます。改正点に勉強範囲を絞り込める=得点UPのチャンスになる、というわけですね。
毎年改正点はチャンスともなりますので要点を抑えれば逆に高得点狙えるかもしれませんね。
普段民法はどのみち得点しずらいのでチャンスかもしれません。
合格心よりお祈りしています。
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